当院の各種検査について
当院では、レントゲン検査、胃カメラ検査、大腸カメラ検査、超音波(エコー)検査、心電図検査といった基本的な検査を、できるだけ待ち時間を少なく、その日のうちに結果をお伝えできる体制を整えています。
大きな病院まで足を運ばずとも、まずは当院で必要な検査を受けていただき、精密検査や入院が必要と判断した場合には、信頼できる連携病院へ迅速にご紹介いたします。
胸部レントゲン検査
胸部レントゲン検査は、X線を胸部に照射し、肺や心臓、骨などの状態を画像として映し出す検査です。健康診断や人間ドックで広く用いられている、最も基本的な検査の一つといえます。撮影は数分程度で完了し、痛みは一切ありません。
肺は空気を多く含むため白黒のコントラストがはっきりと現れ、異常があれば画像上の影や濃淡の変化として確認することができます。心臓の大きさや形、骨の状態なども同時に観察できるため、一度の検査で複数の情報を得られる効率的な検査方法です。
当院ではデジタルレントゲンを導入しており、撮影後すぐに画像を確認できます。来院当日に医師が画像を見ながら結果をご説明できる体制を整えておりますので、検査結果が気になる方もご安心ください。
胸部レントゲン検査でわかる病気
胸部レントゲン検査では、肺や心臓、骨に関するさまざまな疾患の発見につながります。
代表的なものとして、以下のような病気が挙げられます。
肺の病気
- 肺炎
- 肺がん
- 気胸(肺に空気が溜まる状態)
- 肺結核
- 間質性肺炎
心臓の病気
- 心拡大(心不全の兆候)
- 心臓の弁の異常を示す所見
その他
- 骨折やあばら骨(肋骨)の異常
- 脊椎の変形
胸部レントゲン検査の流れ
- 受付・問診:症状や検査希望の経緯について簡単にお伺いします
- 着替え:金属の付いた衣服やアクセサリーを外していただきます(必要な場合のみ)
- 撮影:撮影台の前に立ち、息を大きく吸って数秒間止めた状態で撮影します
- 確認:撮影後すぐに画像を確認し、再撮影が必要かどうかを判断します
- 結果説明:医師が画像を見ながら結果を分かりやすくご説明します
検査全体にかかる時間は、問診から結果説明まで含めても15分程度です。事前の予約なしでも対応可能な場合が多いため、まずはお気軽にお問い合わせください。
胸部レントゲン検査のメリットと注意点
メリット
- 短時間(数分程度)で検査が完了する
- 痛みが一切なく、体への負担が少ない
- 低コストで受けられる
- 肺、心臓、骨など複数の臓器を一度に確認できる
- 検査後すぐに日常生活へ戻れる
注意点
- 妊娠中、または妊娠の可能性がある方は事前に必ずお知らせください(防護対策を行います)
- 微量の放射線を使用しますが、自然界で受ける放射線量と比べても非常に少なく、健康への影響はほとんどありません
- 金属(ネックレス、ブラジャーのホックなど)が映り込むことがあるため、検査着に着替えていただく場合があります
- レントゲンだけでは判別が難しい病変もあり、症状が続く場合はCT検査など、より詳細な検査をご提案することがあります
胃カメラ検査
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は、口または鼻から細いカメラを挿入し、食道・胃・十二指腸の内部を直接観察する検査です。バリウム検査などの画像診断と異なり、粘膜の色や形状の変化を直接目で確認できるため、より精度の高い診断が可能です。
「胃の調子が悪い」「胸やけが続く」といった症状がある方はもちろん、症状がない方でも、胃がん検診や定期的な健康チェックとして受けていただくことをおすすめしています。検査時間は概ね10〜15分程度です。
当院では、楽に検査を受けていただけるよう、鼻からカメラを挿入する方法をお勧めしております。また鎮静剤を使用した検査も対応しておりますが、検査枠に限りがあるため事前にご相談ください。「カメラが苦手」「以前つらい経験をした」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
胃カメラ検査でわかる病気
食道の病気
- 逆流性食道炎
- 食道がん
- 食道静脈瘤
胃の病気
- 胃炎(急性・慢性)
- 胃潰瘍
- 胃がん
- 胃ポリープ
十二指腸の病気
- 十二指腸潰瘍
その他
- ピロリ菌感染の有無
胃がんは早期の段階では自覚症状がほとんどなく、健康診断などをきっかけに発見されることが多い病気です。ピロリ菌感染も胃がんや胃潰瘍のリスク要因として知られているため、検査時に同時に確認することをおすすめしています。
胃カメラ検査の流れ
- 問診・事前説明:症状の確認、検査方法(経口・経鼻、鎮静剤使用の有無)についてご相談します
- 前処置:胃の中の泡を消す薬を服用し、喉の麻酔(経口の場合)や鼻の麻酔(経鼻の場合)を行います
- 検査:カメラを挿入し、食道・胃・十二指腸を観察します(検査時間は約5〜10分)
- 安静・休憩:鎮静剤を使用した場合は、目が覚めるまで院内でゆっくりお休みいただきます
- 結果説明:撮影した画像を見ながら、医師が分かりやすくご説明します
鎮静剤を使用した場合は、検査当日の車やバイクの運転はお控えいただいております。事前にご家族の送迎などをご検討ください。
胃カメラ検査のメリットと注意点
メリット
- 粘膜の状態を直接観察できるため、精度の高い診断が可能
- 小さな病変やポリープも発見しやすい
- 組織の一部を採取し、詳しい検査(生検)を行うことも可能
- ピロリ菌感染の有無も同時に確認できる
- 鎮静剤を使用すれば、ウトウトとした状態で楽に受けられる
注意点
- 検査前日の食事制限、当日の絶飲食が必要
- 鎮静剤を使用した場合、検査当日の車・バイク・自転車の運転は禁止
- 経口検査では嘔吐反射が出やすい方もいるため、経鼻検査も選択可能
- 服用中の薬(特に血液をサラサラにする薬)がある場合は事前にお知らせが必要
- まれに、のどの違和感や軽い出血などが起こる場合がある
検査に不安がある方は、事前のカウンセリングで丁寧にご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
大腸カメラ検査
大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)は、肛門から細いカメラを挿入し、大腸全体(直腸からS状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、回盲部まで)の内部を直接観察する検査です。便潜血検査で陽性となった方や、便秘・下痢が続く方、血便がある方、大腸がん検診を希望される方におすすめしています。
検査前には腸内をきれいにするための下剤(腸管洗浄剤)を服用していただき、便が透明な液体になるまで排便を済ませてから検査を行います。検査時間は概ね15〜30分程度です。当院では、楽に検査を受けていただけるよう、鎮静剤を使用した検査にも対応しております。なお、当院では観察を目的とした検査のみを行っており、ポリープ切除などの処置が必要な場合は、適切な医療機関へご紹介いたします。
大腸カメラ検査でわかる病気
大腸カメラ検査では、大腸全体にわたる病気の発見が可能です。
大腸の病気
- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 大腸腺腫
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 憩室炎、憩室出血
その他
- 痔(内痔核、外痔核)
- 虚血性大腸炎
大腸がんは現在、日本人の罹患数が非常に多いがんの一つですが、早期に発見できれば内視鏡による治療で完治が期待できる病気でもあります。
当院では検査により大腸ポリープを発見した場合、必要に応じて連携医療機関をご紹介し、適切な治療につなげております。自覚症状がない方でも、40歳を過ぎたら定期的な検査をおすすめしています。
大腸カメラ検査の流れ
- 事前診察:検査日の数日前に、問診と検査方法(鎮静剤使用の有無)についてご相談します
- 食事制限:検査前日は消化の良い食事を心がけ、指定された時間以降は食事を控えていただきます
- 腸管洗浄:検査当日、下剤(洗浄液)を服用し、便が透明な液体になるまで排便します
- 検査:肛門からカメラを挿入し、大腸全体を観察します(検査時間は約15〜30分)
- 安静・休憩:鎮静剤を使用した場合は、目が覚めるまで院内でゆっくりお休みいただきます
- 結果説明:撮影した画像を見ながら、医師が分かりやすくご説明します
鎮静剤を使用した場合は、検査当日の車・バイク・自転車の運転はお控えいただいております。事前にご家族の送迎などをご検討ください。
大腸カメラ検査のメリットと注意点
メリット
- 大腸全体の粘膜を直接観察できるため、精度の高い診断が可能
- 小さなポリープも発見しやすい
- 組織の一部を採取し、詳しい検査(生検)を行うことも可能
- 大腸がんの早期発見につながる
- 鎮静剤を使用すれば、ウトウトとした状態で楽に受けられる
注意点
- 当院では観察を中心とした検査を行っており、ポリープ切除などの処置は実施しておりません。切除が必要な場合は、連携医療機関へご紹介いたします
- 検査前日からの食事制限と、当日の腸管洗浄剤の服用が必要
- 腸管洗浄剤の服用に時間がかかる場合がある(個人差あり)
- 鎮静剤を使用した場合、検査当日の車・バイク・自転車の運転は禁止
- 服用中の薬(特に血液をサラサラにする薬)がある場合は事前にお知らせが必要
検査に不安がある方は、事前のカウンセリングで丁寧にご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
超音波検査
超音波検査(エコー検査)は、人体に無害な音波(超音波)を利用して、体内の臓器の状態をリアルタイムの画像として観察する検査です。肝臓、腎臓、膵臓、胆嚢、甲状腺、乳腺など、さまざまな部位の検査に対応しています。
放射線を使用しないため、被ばくの心配がなく、お子様から高齢の方、妊娠中の方まで安心して受けていただけることが大きな特徴です。検査では専用のゼリーを塗った機器(プローブ)を体表に当てるだけで、痛みは一切ありません。
検査時間は部位によって異なりますが、概ね10〜20分程度です。体への負担が少ないため、繰り返し検査が必要な場合や、経過観察にも適した検査方法といえます。
超音波検査でわかる病気
超音波検査では、さまざまな臓器の異常を画像で確認することができます。
肝臓・胆嚢の病気
- 脂肪肝
- 肝硬変
- 肝臓がん
- 胆石症
- 胆嚢ポリープ
腎臓の病気
- 腎結石
- 腎嚢胞
- 水腎症
甲状腺の病気
- 甲状腺腫
- 甲状腺がん
- バセドウ病、橋本病などの甲状腺疾患
乳腺の病気
- 乳腺症
- 乳がん
健康診断で肝機能の異常を指摘された方や、お腹の張り・痛みが続く方、甲状腺の腫れが気になる方など、自覚症状の有無にかかわらず、定期的な検査が早期発見につながります。
超音波検査の流れ
超音波検査の流れは、検査部位によって多少異なりますが、一般的には以下のとおりです。
- 問診:検査の目的や症状についてお伺いします
- 準備:検査部位に応じて、衣服を調整していただきます(腹部の場合は脱衣不要なことも多いです)
- 検査:専用のゼリーを塗った機器を体表に当て、画像を確認しながら検査を行います
- 確認:必要に応じて体勢を変えながら、複数の角度から観察します
- 結果説明:撮影した画像を見ながら、医師が分かりやすくご説明します
腹部の超音波検査では、食事の影響で胃腸にガスが溜まると観察しづらくなるため、空腹の状態での来院をおすすめする場合があります。詳細は事前にご案内いたします。
超音波検査のメリットと注意点
メリット
- 放射線を使用しないため、被ばくの心配がない
- 痛みが一切なく、体への負担が少ない
- リアルタイムで臓器の動きを観察できる
- 妊娠中の方やお子様でも安心して受けられる
- 繰り返し検査が必要な場合や、経過観察にも適している
注意点
- 腹部の検査では、胃腸にガスが溜まると観察しづらくなることがある
- 検査部位によっては、事前に食事を控えていただく場合がある
- 体型や体内のガスの状態によって、観察しにくい部位が生じることがある
- 骨や空気を多く含む部位(肺など)は、超音波検査での観察が難しい
検査について気になることがあれば、事前にお気軽にご相談ください。
心電図検査
心電図検査は、心臓が拍動する際に発生するわずかな電気信号を波形として記録し、心臓の機能やリズムの状態を調べる検査です。痛みは一切なく、検査時間も数分程度と短いため、健康診断でも標準的に行われている検査の一つです。
検査では、両手両足と胸部に電極を取り付け、安静な状態で心臓の電気的な活動を記録します。波形のパターンから、心臓のリズムの乱れ(不整脈)や、心臓に負担がかかっている兆候などを確認することができます。
胸の痛みや動悸、息切れ、めまいといった症状がある方はもちろん、症状がない方でも、心臓病の早期発見のために定期的に受けていただくことをおすすめしています。
心電図検査でわかる病気
心電図検査では、心臓のリズムや機能に関するさまざまな異常の発見につながります。
不整脈に関する病気
- 心房細動
- 期外収縮
- 房室ブロック
虚血性心疾患
- 心筋梗塞(過去の既往や急性期)
狼狭心症
その他の心臓の異常
- 心肥大の兆候
- 心筋症
- 電解質異常による波形変化
心電図検査の流れ
- 受付・問診:症状や検査希望の経緯について簡単にお伺いします
- 準備:上半身の衣服を調整し、検査着に着替えていただきます(必要な場合)
- 電極の取り付け:両手両足と胸部の数か所に電極(クリップやシール状のもの)を取り付けます
- 記録:安静な状態で数十秒〜数分間、心臓の電気的な活動を記録します
- 結果説明:記録後すぐに波形を確認し、医師が分かりやすく結果をご説明します
検査自体は数分程度で完了し、痛みは全くありません。検査全体でも15分程度で終わりますので、お気軽にお越しください。
心電図検査のメリットと注意点
メリット
- 痛みが一切なく、数分程度で検査が完了する
- 体への負担がほとんどない
- 不整脈や心筋梗塞などの兆候を早期に発見できる
- 検査直後にその場で結果を確認できる
- 健康診断などで定期的に受けることで、経過観察に役立つ
注意点
- 検査時は安静を保つ必要があり、体を動かすと正確な波形が記録できない場合がある
- 運動直後や食後すぐは、一時的に波形が変化することがある
- 心電図だけでは判別できない病気もあり、症状が続く場合はホルター心電図(24時間記録)や専門医療機関への紹介が必要になることがある
- 電極を貼る部位の皮膚が弱い方は、テープによる軽い刺激を感じる場合がある
気になる症状がある方は、些細なことでも遠慮なくご相談ください。
